研究課題/領域番号 |
22590031
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研究機関 | 徳島文理大学 |
研究代表者 |
橋本 敏弘 徳島文理大学, 薬学部, 教授 (10075955)
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研究分担者 |
梅山 明美 徳島文理大学, 薬学部, 准教授 (40160329)
吉川 和子 徳島文理大学, 薬学部, 助教 (40166921)
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研究期間 (年度) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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キーワード | キノコ類 / 冬虫夏草 / 地衣類 / 苔類 / αーグルコシダーゼ阻害作用 / G蛋白質共役型受容体活性化物質 / GPR120 / 構造活性相関 |
研究概要 |
平成24年度は、α―グルコシダーゼ阻害薬およびホルモン「インスリン」の分泌を促進するすい臓内物質G蛋白質共役型受容体 (GPCR)活性化物質を指標として、キノコ類,地衣類および苔類より、糖尿病予防薬の探索研究を行った。西日本各地採集したキノコ類,冬虫夏草、地衣類および苔類は、エーテル、酢酸エチル、メタノールなどを用いて抽出した。得られた抽出エキスはα―グリコシダーゼ阻害活性およびGPCR活性化作用を指標として、シリカゲルおよびSephadex LH-20カラムクロマトグラフィーにより分画し,さらに高速液体クロマトグラフィーにより,活性物質の単離を行った。α―グルコシダーゼ阻害活性を示した地衣類ハナゴケ,ウメノキゴケ、イワタケのメタノール抽出エキスより、強いα―グルコシダーゼ阻害活性を示す新規芳香族化合物を単離した。ニンギョウタケモドキ科キノコ、コウモリタケから単離されるgrifolic acid誘導体にGPR120アゴニストおよびアンタゴニストが見出された。その生理活性メカニズムを解明するために、Université de Bourgogne大学のNaim A. KHAN教授との共同研究を行い、grifolic acid誘導体のGPR120アゴニストとしての作用メカニズムを明らかにした。非食菌類タコウキン科のフルイタケの研究を行い,側鎖にスピロ構造を有するユニークな6種の新規トリテルペン化合物を単離した.冬虫夏草の一種であるオオセミタケの子実体および冬虫夏草菌Cordyceps cardinalis NBRC103832の培養菌糸体より、7種の新規環状ペプチドを単離した。冬虫夏草菌 Cordyceps sp. NBRC 106954 の培養抽出物より、10員環マクロライドを含む8種の新規化合物を単離した。それら新規化合物の抗糖尿病作用について検討した。
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現在までの達成度 (区分) |
理由
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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