研究課題
基盤研究(C)
最近,中・長鎖遊離脂肪酸の受容体であるGPR120およびGPR40は、血糖値を下げるホルモン「インスリン」の分泌を促進するすい臓内物質G蛋白質共役型受容体(GPCR)として注目されている。ニンギョウタケモドキ科キノコ類から単離されるGrifolin,Grifolicacid,およびGrifolicacidmethyletherは、GPR120選択的リガンドとして見出された。抗糖尿病作用を示す食用キノコ類ハナビラタケ(Sparassiscrispa)から単離された不飽和脂肪酸は、GPR40アゴニストおよびGPR120アンタゴニストとして働くことが明らかになった。食用地衣類イワタケ(Umbilicariaesculenta)より、強力な--glucosidase阻害活性を示す4種の新規芳香族化合物の単離を行った。苔類ゼニゴケ(Marchantiapolymorpha)、フタバネゼニゴケ(Marchantiapaleacea)から強力なSGLT2阻害作用を示すビスビベンジル化合物、MarchantinsA,B&Eが単離された。
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http://p.bunri-u.ac.jp/~shouyaku/