研究課題
基盤研究(C)
本研究において、T7RNAポリメラーゼを利用した細胞質内で直接siRNAを発現できるRNAiベクターの開発を行った。HeLa細胞又はA549細胞において、ルシフェラーゼ発現プラスミドpGL3-controlによるルシフェラーゼ発現は、T7RNAポリメラーゼ発現プラスミドpCMV-T7RNAPとT7RNAポリメラーゼによってルシフェラーゼに対するsiRNA発現を誘導するプラスミドベクターpT7-RNAi-Luのコトランスフェクションによって有意に抑制された。さらに、HeLa細胞のp53タンパク質発現は、pCMV-T7RNAPとT7RNAポリメラーゼによってp53遺伝子に対するsiRNA発現を誘導するプラスミドベクターpT7-RNAi-p53のコトランスフェクションによって有意に抑制された。以上の結果より、本研究において開発した新規RNAiベクター系が、期待した機能を有することを確認できた。
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Biochem J
ページ: 344-355