研究課題
基盤研究(C)
本研究により、ヒト結腸癌由来培養細胞(Caco-2)へのエタノール添加はバリア機能を可逆的に障害し、その際誘導される熱ショックタンパク質(HSP70)は熱ショック転写因子(HSF)1のリン酸化と核への移行によるものであることが明らかとなった。熱ショックにより誘導されたHSP70はエタノール添加によるバリア機能障害からの回復を促進したことから、HSP70はバリア機能を保護する役割を果たす可能性が考えられる。消化管保護効果が知られているグルタミンはエタノール添加による障害時のHSF1のリン酸化を促進し、HSP70の誘導を増強することにより、Caco-2のバリア機能の回復を促進する可能性が示唆された。
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