研究課題/領域番号 |
22590120
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研究機関 | 城西大学 |
研究代表者 |
川嶋 洋一 城西大学, 薬学部, 教授 (80126515)
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研究分担者 |
山崎 研 城西大学, 薬学部, 助教 (90372979)
坂本 武史 城西大学, 薬学部, 准教授 (20187040)
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キーワード | ERストレス / 脂肪酸分子種 / メタボリックシンドローム |
研究概要 |
平成22年度はて以下の3点について研究を進めた。 1. ヒト肝由来培養細胞McA細胞を用いたER stress評価:McA細胞にパルミチン酸、ステアリン酸、オレイン酸、パルミトオレイン酸、シスバクセン酸を添加して培養後、ERストレスマーカーとして、GRP78およびCHOPのmRNA発現量を評価した。飽和脂肪酸であるパルミチン酸とステアリン酸を添加すると両マーカーともに発現量が顕著に上昇したのに対し、モノ不飽和脂肪酸であるオレイン酸、パルミトレイン酸、シスバクセン酸では、発現量の上昇は低く抑えられた。3つのモノ不飽和脂肪酸のERストレスの程度に大きな差は認められなかった。 2. In vivoにおける脂肪酸のER stress作用評価:ラットに種々の脂肪酸をinfusionし、種々の組織中のER stressマーカーの発現を評価中である。 3. 単一の脂肪酸からなるトリグリセリドの化学合成:単一の脂肪酸からなるトリグリセリドを実験動物に摂取させるために、シスバクセン酸とパルミトレイン酸を純度よく化学合成することが可能になった。 以上の結果より、脂肪酸分子種によるER stress惹起能の違いが明らかになりつつある。
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