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2012 年度 実績報告書

ラット脳内自己刺激行動を用いた精神疾患治療薬における意欲改善効果の評価

研究課題

研究課題/領域番号 22590135
研究機関岡山大学

研究代表者

千堂 年昭  岡山大学, 大学病院, 教授 (30437561)

研究期間 (年度) 2010-04-01 – 2013-03-31
キーワード脳内自己刺激行動 / 動機づけ / SKF38393 / quinpirole
研究概要

前年度までの検討により、選択的ドーパミントランスポーター阻害薬であるGBR12909は脳内自己刺激行動のRun-way法における動機づけ行動を促進し、その促進作用はドーパミンD2受容体拮抗薬であるRacloprideにより拮抗されることを明らかにした。本年度は、本動機づけ行動におけるドーパミン受容体の関わりを、より明確とすることを目的に、選択的D1受容体作動薬SKF38393および選択的D2受容体作動薬quinpiroleを用いて、受容体刺激実験を行った。その結果、SKF38393あるいはquinpiroleのいずれの薬物を単独投与した場合でも、用量依存的な走行スピードの低下が認められた。さらに、これらの薬物の、単独では有意な作用を示さなかった用量を同時投与した場合にも、走行スピードは有意に低下した。
これらの結果から、本動機づけ行動においてドーパミントランスポーター阻害薬によるドーパミン神経伝達の促進、あるいは内因性ドーパミン伝達の増強は動機づけ行動の促進に働くが、ドーパミン受容体作動薬による刺激によっては本動機づけ行動は促進されず、逆に抑制されることが明らかとなった。
さらに本年度は、これまでに得られた結果から論文を作成し、Behavioural Brain Research誌にて発表した。

現在までの達成度 (区分)
理由

24年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

24年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2013

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件)

  • [雑誌論文] Effect of GBR12909 on affective behavior: distinguishing motivational behavior from antidepressant-like and addiction-like behavior using the runway model of intracranial self-stimulation.2013

    • 著者名/発表者名
      Satoru Esumi
    • 雑誌名

      Behavioural Brain Research

      巻: 243 ページ: 313-21

    • DOI

      10.1016/j.bbr.2012.10.051

    • 査読あり

URL: 

公開日: 2014-07-24  

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