カルバペネム系の抗菌薬であるドリペネムの透析性を検討した臨床研究がTher Apher Dial誌に掲載された。アルベカシンの透析膜吸着に関する基礎研究+臨床研究は現在、英文誌に投稿中である。透析モデルラットを用いた薬物の透析性の検討に関しては麻酔下で透析液として乳酸リンゲルを使っていたが、現在は無麻酔下でサブラッドBを用いており、より生理的な条件に近づいている。この条件下でのバンコマイシンの透析性は臨床報告とほぼ同じであり、様々な学会で報告している。今後は新薬の薬物の透析性を調べるモデルに発展することを目指している。
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