研究課題
基盤研究(C)
血小板減少症治療薬インターロイキン-11(IL-11)の傷害心筋に対するポストコンディショニング効果について心筋梗塞モデル動物を用いて検討した結果、IL-11はSTAT3を介し、心筋梗塞後の傷害心筋組織に対するポストコンディショニング効果を示し、IL-11の心筋保護・修復・再生促進作用を有する可能性を示唆した。更に、心筋梗塞時におけるPCI処置(percutaneouscoronaryintervention、経皮的冠動脈形成術)前後の患者血液サンプルを回収し、血中IL-11濃度を測定し、IL-11血中動態について解析した。本研究により、心不全発症予防薬としてのIL-11の臨床応用に向けた基盤的研究成果を提示することができた。
すべて 2012 2011 2010
すべて 雑誌論文 (4件) (うち査読あり 4件) 学会発表 (3件)
Am J Physiol Heart Circ. Physiol
巻: 303(5) ページ: 569-77
(DOI)10.1152/ajpheart.00060.2012
Journal of Pharmacological Sciences
巻: 117(4) ページ: 213-22
Cardiovasc Res.
巻: 91(4) ページ: 640-8
循環器内科(科学評論社)
巻: 67(2) ページ: 156-162