研究課題
基盤研究(C)
薬物の経鼻吸収性とmucociliaryclearanceの関係を明らかにし、経鼻吸収性の改善のために投与製剤の鼻腔からの排出を抑える対応が有効であることを示した。その一つとして粘膜付着性添加剤を含む粉末状製剤化は有効であるが、膜透過性及び溶解速度が低い薬物では逆に吸収が低下することもあり、添加剤利用の条件設定の重要性を明らかにすることができた。さらに、鼻腔内投与によりmethotrexateが頸部リンパ節へ送達されることを明らかにし、リンパ節への癌転移などの治療の可能性を見出すことができた。
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Biological and Pharmac eutical Bulletin
巻: 36 ページ: 966-973