研究課題
基盤研究(C)
Gq蛋白共役型受容体(GqPCR)の刺激によって、 I_<Ks>(遅延整流性 K^+電流のうち遅く活性化する成分)が、どのように影響を受けるか、特にチャネル蛋白のエンドサイトーシスが起こるのかどうかについて検討した。 I_<Ks>チャネルは KCNQ1/KCNE1複合体として形成される。1.共焦点レーザー顕微鏡を用いた検討によって、 AT_1受容体の刺激が KCNQ1(主サブユニット)のエンドサイトーシスを起こすことが示唆された。2.変異体ならびに薬理学的阻害剤を用いた検討によって、 AT_1受容体の刺激による KCNQ1のエンドサイトーシスは、クラスリン依存性であり、 PKCの活性化が関与している可能性が考えられた。また、ユビキチン化の関与はないものと思われた。3. α_<1A>および α_<1B>受容体の刺激によって、 KCNQ1のエンドサイトーシスが起こることが明らかになった。しかし、 AT_1受容体の場合とは異なり、クラスリン依存性であるが、 PKCの活性化は関与しないものと思われた。また、ユビキチン化の関与が示唆された。
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