研究課題
基盤研究(C)
糖鎖はタンパク質の主要な翻訳後修飾分子の一つであり、様々なタンパク質の機能を制御している。糖鎖にはN型糖鎖とO型糖鎖があるが、O型糖鎖の中で、O-GlcNAcという糖鎖による修飾に着目し、カルシウムシグナルタンパク質やイオンチャネルに対する影響について研究を行った。ラット成体心筋細胞を用いて様々なタンパク質について検討したが、心機能の制御に中心的役割を演じているカルシウムシグナルタンパク質の一つであるホスホランバンがO-GlcNAcによる修飾を受けること、またその修飾がリン酸化を抑制し心機能を低下させることを明らかにした。
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