研究課題
基盤研究(C)
上皮細胞には内腔に面する頭頂部と間質に面する基底部の極性形成が見られる。癌化に伴う細胞極性の変化を肺腺癌における浸潤突起分子の細胞内局在を指標として検索した結果、浸潤性肺腺癌において浸潤突起分子が頭頂部から基底部に変位する極性異常が認められ、浸潤・転移・予後の組織学的マーカーとなる可能性が示唆された。極性形成分子Par6に結合性を持つRhoGEF/Ect2の過剰発現と浸潤突起分子の極性異常との間に相関傾向を認め、Ect2が極性異常に関与する因子の一つである可能性が示唆された。
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Pathobiology
巻: 78 ページ: 10-23