研究課題
基盤研究(C)
微小血管の構造的安定性は正常な血管生理機能維持にとって重要である。糖尿病では、その微小血管構造が障害を受けるとされている。本研究では、血管構造維持に必須の受容体タンパク質 (Tie) が糖尿病病態下では特定のタンパク分解酵素 (MMP-14)により分解され、その結果微小血管の構築の異常とそれに伴う機能低下を引き起す可能性を示唆した。今後、糖尿病と MMP-14 活性との相互関係の科学的詳細を検討する事は、糖尿病治療における治療標的としての有用性を具体化する観点から意義があると考える。
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Arteriosclerosis, Thrombosis, and Vascular Biology
巻: 30 ページ: 818-826