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2010 年度 実績報告書

血漿GVHDバイオマーカーCCL8の病態形成機能に関する基礎的研究

研究課題

研究課題/領域番号 22590365
研究機関札幌医科大学

研究代表者

小海 康夫  札幌医科大学, 医学部, 教授 (20178239)

キーワードアレルギー・喘息 / プロテオーム / トランスレーショナルリサーチ / GVHD / バイオマーカー
研究概要

CCL8発現細胞同定によるGVHD病態形成とCCL8のかかわりの解析
CCL8は、免疫活性化を起点として各種骨髄由来細胞、血管内皮細胞など種々の細胞に発現することが報告されている。しかし、GVHDにおける発現細胞の詳細は不明である。そこで、発現細胞の同定によりCCL8のGVHDにおける発現機序を理解する目的でCCL8発現細胞をGVHDの各ステージ、細胞、組織特異的に解析した。
1.昆虫細胞によるリコンビナントマウスCCL8の大量産生系の確立:マウスCCL8の抗体作成、変異体CCL8作成などの種々の目的のため、昆虫細胞を用いたリコンビナントマウスCCL8およびヒトCCL8の大量産生系を確立した。2。抗体の作成:免疫組織学的同定、フローサイトメーターによる同定、細胞および臓器タンパク質抽出液による同定が必要である。ホルマリン固定パラフィン切片、フローサイトメーターなどに適する抗体を作成した。3.GVHDモデルマウスの免疫細胞組織学的解析:GVHDは移植後早期からさまざまな臓器にドナー細胞が以降し体内で免疫炎症反応を起こす。移植後、各ステージにおいてCCL8を発現する細胞をホルマリン固定標本および凍結切片標本にて検討した。多重カラーフローサイトメーターによる解析にてCCL8陽性細胞の形質の解析をした。4.KOマウスの育種と戻し交配
CCL8のGVHD病態解析をin vivoで推進するためには、CCL8活性中和抗体、ドミナントネガティィブ作用を有する変異CCL8デコイ受容体、CCL8発現欠損動物などが重要である。特に、骨髄移植を用いたGVHDの解析にはCCL8KOマウスは重要な役割を持っため、動物の確立を継続的に取りくんだ。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2010

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件)

  • [雑誌論文] Proteomics analysis in 28 patients with systemic IgG4-related plasmacytic syndrome.2010

    • 著者名/発表者名
      Yamamoto M, et al
    • 雑誌名

      Rheumatol Int.

      巻: 30 ページ: 565-568

    • 査読あり

URL: 

公開日: 2012-07-19  

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