研究課題
基盤研究(C)
[目的]本研究は寄生蠕虫の酸素分圧の変化に応答する蛋白群、とくにミトコンドリア呼吸鎖の発現制御を包括的に解析することによって、その感染成立、維持機構の一端を解明する。[成果] 1)回虫成虫期に特異的に発現するシトクロム b5は寄生適応において重要な役割を果たしていることが示された。2)ウエステルマン肺吸虫は好気的ミトコンドリアと嫌気的ミトコンドリアをそれぞれ異なった組織にもち、その微好気的な棲息環境の酸素分圧変動に適応していることが明らかになった。
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International Journal for Parasitology
巻: Vol.40 ページ: 1651-1658
XII International Congress of Parasitology ICOPA
ページ: 129-133