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2012 年度 実績報告書

カテコールアミンによる病原性細菌の病原性変化

研究課題

研究課題/領域番号 22590393
研究機関徳島大学

研究代表者

高橋 章  徳島大学, ヘルスバイオサイエンス研究部, 教授 (90304047)

研究期間 (年度) 2010-04-01 – 2013-03-31
キーワード腸炎ビブリオ / 病原性
研究概要

ノルエピネフリン(NE)をはじめとするカテコールアミンは細菌感染症の増悪因子であることが知られている。細菌感染症罹患時にはNEが多量に体内に分泌されることが知られており病状がさらに増悪することが指摘されている。しかしNEによる感染症増悪機構は明確ではない。そこで本研究ではNEなどカテコールアミンによる病原性細菌の病原性活性化機構を明らかにし、その阻害方法を検討することにより感染症治療に役立てることを目的とした。
本件研究では、カテコラミンによる腸炎ビブリオの病原性活性化機構を解析した。さらにカテコラミンによる宿主側因子と腸炎ビブリオ病原性に対する効果の解析した。最後にカテコラミンによる腸炎ビブリオの病原性亢進作用機構の阻害法を検討した。
本研究では、申請者が一貫して研究してきた腸炎ビブリオを用いて解析を行った。腸炎ビブリオ感染症は一般の腸管細菌感染症の代表的モデルとも考えることができる。さらに本研究の結果は腸管内細菌感染症だけにとどまらず、敗血症など全身性の細菌感染症により体内でのカテコールアミン等の分泌が多い時の治療にも応用することができると考えられた。またカテコールアミンは昇圧剤として広く使用されており、カテコールアミンと細菌感染症の病態との関係を明らかにしたことは、治療方針にも影響を与える重要な問題であると考えられた。

現在までの達成度 (区分)
理由

24年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

24年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2012

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件)

  • [雑誌論文] VopB1 and VopD1 are essential for translocation of type III secretion system 1 effectors of Vibrio parahaemolyticus.2012

    • 著者名/発表者名
      Shimohata T
    • 雑誌名

      Can J Microbiol

      巻: 58 ページ: 1002-1007

    • DOI

      10.1139/w2012-081

    • 査読あり
  • [雑誌論文] VP2118 has major roles in Vibrio parahaemolyticus response to oxidative stress.2012

    • 著者名/発表者名
      Le TT
    • 雑誌名

      Biochim Biophys Acta

      巻: 1820 ページ: 1686-1692

    • DOI

      10.1016/j.bbagen.

    • 査読あり

URL: 

公開日: 2014-07-24  

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