研究課題
基盤研究(C)
市中獲得型MRSA(CA-MRSA)は、病院獲得型のMRSA(HA-MRSA)より強い病原性を持つ。Panton-Valentine Leukocidin(PVL)という白血球溶解毒素の産生が重要な病原因子とされている。しかし、この毒素のみで、CA-MRSAによる強い病原性を説明しえるかどうかは、已然明確ではない。我々は強毒CA-MRSA株MW2が産生するMW1941/1942leukocidinに着目し、タンパクを大腸菌内で発現し、精製タンパクを用いて、ヒト白血球傷害活性を測定した。その結果、このタンパクの存在下で、PVLの白血球傷害活性が増幅することを見いだした。
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MW1941 and MW1942 of community-acquired MRSA strain, MW2. Submitted to Microbes and Infection