研究課題/領域番号 |
22590457
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研究機関 | 新潟大学 |
研究代表者 |
住吉 智子 新潟大学, 医歯学系, 准教授 (50293238)
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研究分担者 |
田中 美央 新潟大学, 医歯学系, 助教 (00405052)
寺尾 通徳 新潟大学, 医歯学系, 准教授 (40115051)
岡崎 章 拓殖大学, 工学部, 教授 (40244975)
佐々木 整 拓殖大学, 工学部, 准教授 (80276675)
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研究期間 (年度) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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キーワード | 食支援 / ヘルス・リテラシー / Twitter.bot / 小児医療情報 / モバイル型携帯サイト |
研究概要 |
本研究の目的は,小児がん患児ならびに家族に対する短期集中型レベルダウン型教育方法に適した要素の抽出ならびに食支援ヘルス・リテラシー・サイトの設計と実施,評価を行うことである. 平成22年度は,短期集中型レベルダウン型教育方法に適した要素の抽出ならびに食支援ヘルス・リテラシー・サイト(以下,携帯サイト)のプロトタイプ設計,試験運用,実施,評価を実施した.平成23年度は,さらにこの携帯サイトに疑問点が瞬時に解決できるTwitterシステムを搭載し,プレテストを実施した.これを携帯サイトVer.2とした.最終年度である今年度は,研究成果物としての本携帯サイトの一般公開,無料配信を実施,利用者からの意見のフィードバックを受けながら,研究者間でその効果を検証した.同時に,国内外の学会での発表を行った. 一般公開後,携帯サイトの利用申し込みがあった6施設より得られた意見では,「食品と免疫能との組み合わせの根拠の記載が必要」,「今すぐ利用できる可能性は少ないが,検討していきたい」,「携帯画面は操作が難しい」,「患児の主治医の許可申請方法への疑問」,「twitter.botはよく分からない」等があった.その一方で「自施設に合わせた使用方法を検討したい」,「看護学生向けの講義に使用したい」などが評価としてフィードバックされた.小児がん患児や家族が使用するためには,受診する病院の医療従事者の理解と了解が必要であることから,臨床からの評価の分析をさらにすすめ,より使用する施設が使いやすく、かつアレンジ可能である携帯サイトの必要性が明らかとなった.また看護基礎教育に利用できる可能性が示唆されたため,医療情報リテラシー教材を目指した開発の必要性も明らかとなった. 今後は,さらに携帯サイトの内容の充実を図るとともに,患児や家族からの評価を得てより精度を高める研究に結びつけていくことが課題である.
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現在までの達成度 (区分) |
理由
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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