研究課題/領域番号 |
22590465
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
安井 浩樹 名古屋大学, 医学(系)研究科(研究院), 准教授 (20362353)
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研究分担者 |
平川 仁尚 名古屋大学, 医学部附属病院, 助教 (00378168)
青松 棟吉 名古屋大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (30571343)
植村 和正 名古屋大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (40303630)
櫻井 しのぶ 順天堂大学, 公私立大学の部局等, 教授 (60225844)
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研究期間 (年度) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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キーワード | 地域医療 / 医療リテラシー / パブリックメディカルコミュニケーション / 多職種連携教育 / コミュニケーションギャップ / 在宅医療 / 超高齢社会 |
研究概要 |
パブリックメディカルコミュニケーションに関する昨年度までの研究で、二つの大きな課題が提起されていた。一つ目はコミュニケーションギャップの本質は医療リテラシーのギャップであり、定量的に測定し、明らかにする必要があること。二つ目は、医療者間でのコミュニケーションギャップの存在とそれに対する対応であった。 1. 地域医療リテラシー測定質問票 Chiiki-Iryo Literacy Questionnaire(CILQ)の開発と完成:平成23年度までにパイロット試験を終了し、暫定版CILQを作成した。平成24年度は、暫定版CILQを用いて、ボランティア(241名)を対象に、性能試験を行い完成版CILQとした。信頼性試験では、Cronbachαは0.747と十分な信頼性を示した。因子分析の結果、完成版CILQは、基礎リテラシーおよび個人の医療、日本の医療、社会保障、薬剤、健康診断、かかりつけ医、社会参加それぞれに対する関心から構成されていた。 2. 多職種連携教育用シナリオ開発:多職種連携教育用のシナリオ開発を行った。医療現場の課題を抽出し、さらに多職種連携による課題解決のためのキーワードを挙げ、最終的に病院医療、在宅医療、介護、地域包括ケアの場面での、「看取り」、「認知症」のテーマにしたシナリオを開発した。シナリオは、テキスト「医薬看クロスオーバー演習 チーム医療の現状と問題点、そしてその未来… 」として2013年3月上梓した。 3.PMC養成ワークショップの実施:平成24年11月24,25日の両日、多職種を対象としたPMC養成ワークショップを開催し31名が参加した。1日目に多職種連携教育、地域医療リテラシー測定、パブリックメディカルコミュニケーションについての講義を行った他、2日目には作成したシナリオを基に事例検討を行い、情報共有の程度、内容、そこから導かれる問題解決法を検討した。
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現在までの達成度 (区分) |
理由
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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