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2012 年度 実績報告書

モバイル端末を用いた画像誘導放射線治療時代の遠隔放射線治療支援方法の確立

研究課題

研究課題/領域番号 22590480
研究機関奈良県立医科大学

研究代表者

玉本 哲郎  奈良県立医科大学, 医学部, 講師 (50326344)

研究期間 (年度) 2010-04-01 – 2013-03-31
キーワード画像誘導放射線治療 / モバイル端末 / 遠隔医療
研究概要

1)当院に2009年に導入されたBrainLAB社のiPlan net(サーバー型の治療計画装置)を用いて、放射線治療計画の結果を病院内において、モバイル端末で参照できる方法を開発する。このシステムはすでに海外では、タブレット型のノートパソコンでの操作は可能な状況になっているが、当院の医療情報システムが閉鎖された状況であることもあり、iPlan netが動作可能なパソコンから無線LANで接続する形式での接続であれば対応可能であることを確認した。 ただし、iPlan netのサーバー側のセキュリティーの設定についてBrainLAB社の対応が必要であり、現状ではベンダーが推奨する通常のクライアント端末での運用がしが対応できない。以下の2)(2)のWeb会議システムを使用した対応が現実的である。
2)遠隔施設で実施については、遠隔での放射線治療支援を放射線腫瘍医が実際に立ち会った状況と同様に行うためには、以下の要件を考慮した対応が必要となる。
(1)診療情報や放射線治療の実施パラメーターなど事前確認と治療後の承認などの事後確認が必要となる。このプロセスはノンリアルタイムで実施可能である。これについては、ICT技術の発達にベンダーが供給する既存の遠隔システムで対応可能となった。
(2)治療時の医師精度の確認や修正はノンリアルタイムで実施が必要である。この状況を満たすためには、Web会議システムに種々の医療用の画像などを取り込み可能に改変したシステムでの対応が可能であり、このシステムの共同開発をメーカーに依頼し、実際に、連携施設でのタブレット端末での遠隔サポートを実施した。

現在までの達成度 (区分)
理由

24年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

24年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2012

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] 表計算ソフトを使用した2方向リニアックグラフィの座標計算による3次元治療計画への対応法2012

    • 著者名/発表者名
      中村浩幸, 河野一洋, 木下北斗, 遠山隆昭, 橋口広行, 廣橋里奈, 玉本哲郎
    • 雑誌名

      済生会吹田病院医学雑誌

      巻: 18 ページ: 8-11

  • [雑誌論文] 治療RISのない施設における電子カルテを使用した位置照合の提案2012

    • 著者名/発表者名
      河野一洋
    • 雑誌名

      済生会吹田病院医学雑誌

      巻: 18 ページ: 37-39

    • 査読あり
  • [学会発表] JASTRO遠隔放射線治療計画支援ガイドラインに従った地域医療機関に対する放射線治療支援の可能性2012

    • 著者名/発表者名
      玉本哲郎
    • 学会等名
      第71回日本医学放射線学会総会
    • 発表場所
      横浜市
    • 年月日
      20120412-20120415

URL: 

公開日: 2014-07-24  

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