研究課題
基盤研究(C)
急性前骨髄性白血病治療薬である亜ヒ酸の心毒性に対する克服薬として、α-リボ酸が有用であるか否かを、動物モデルを用いて検討した。α-リボ酸の併用は、亜ヒ酸単回投与時の心電図の急性変化を軽減し、反復投与時の突然死を抑制した。さらに、その機序として、α-リボ酸が亜ヒ酸と複合体を形成し、亜ヒ酸のI_<Ks>,電流抑制作用を抑止することが判明した。本研究の成果は、直ちに臨床開発にっなげることが可能であり、急性前骨髄性白血病の治療の安全性向上に大きく寄与するものと期待される。
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doi:10. 1016/j.ejpha.2013.02.027
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