関節リウマチ患者の関節あるいは血液中に存在するシトルリン化フィブリノゲン(C-Fbg)とシトルリン化フィブリン(C-Fbn)は抗シトルリン化蛋白抗体の存在下で、正常 Fbg や Fbn と比較して各種プロテアーゼによって分解されにくいために、長期間にわたって免疫原性を発揮し、炎症の場を提供する可能性を推測し、これらを証明するために検討を行った。その結果、C-Fbg と C-Fbn はプラスミン、好中球エラスターゼ、トリプターゼ、キマーゼ、MMP-3 のすべての酵素において正常 Fbg・Fbn と同様に分解され、遅延は認められなかった。
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