研究課題
基盤研究(C)
静脈血栓塞栓症の発症は、高齢化社会を迎え日本においても増加しており、その発症リスク因子の解明が重要な課題である。我々は、既知の血栓性素因の解析が進められたが、その原因特定に至らなかった遺伝性血栓症家系において新たにプロトロンビン遺伝子変異を同定した。この遺伝子変異は、トロンビンのアンチトロンビン結合部位でのミスセンス変異で、組換え変異型プロトロンビンの活性を調べたところ、本変異はプロトロンビンの凝固活性を軽度低下させるものの、活性化された変異型トロンビンは高度なアンチトロンビン抵抗性を示すことが明らかとなり、本症例の血栓症発症の要因であることが判明した。
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