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2010 年度 実績報告書

単一遺伝子疾患における遺伝子変異の新規検出方法確立-関連解析の応用-

研究課題

研究課題/領域番号 22590538
研究機関日本大学

研究代表者

中山 智祥  日本大学, 医学部, 教授 (00339334)

研究分担者 登 勉  三重大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (60106995)
野村 文夫  千葉大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (80164739)
キーワード遺伝子 / 変異 / 関連解析 / 単一遺伝子疾 / ハプロタイプ
研究概要

単一遺伝子疾患のサンプルを短期間で集めるのは容易ではないが、申請者が平成22年度末までに集めることができたのは、脊髄小脳変性症41症例、ハンチントン病6症例、多発性内分泌腫瘍症2症例、Gitelman症候群7症例である。これらは臨床症状からそれぞれの疾患が疑われていたもので、脊髄小脳変性症とハンチントン病については疾患の原因であるトリプレットリピート領域をPCRにて増幅した後電気泳動することによってリピート数確認を行った。多発性内分泌腫瘍症、Gitelman症候群については塩基配列決定法にて原因変異を同定した。原因変異の精度保証については研究分担者のもとで実施し、確実であることを確認することを予定している。これら確定診断が決定したものについては抽出したDNAは冷蔵保存し、血漿・血清は凍結保存した。DNAは一部PCRと塩基配列決定法に使用したものについては濃度調整したため、今後もすぐに使用可能な状態にある。
臨床データは、case・control studyに必要なものである性別、年齢、当該疾患家族歴などその都度checkしており、そのまま継続する。
今後遺伝子マーカーとして適しているsingle nucleotide polymorpllism(SNP)を選択し、遺伝子型を決定する。またサンプル収集を継続していくとともに過去に収集したサンプルについてデータのインプット作業をこなし、更に解析可能なサンプル数を増やしていく予定である。ハプロタイプ関連解析にはSNPAlyze softwareを用いる予定で、過去に使用経験があり習熟度については問題ない。
研究分担者同士は本研究のために進捗状況や研究結果について意見交換し本研究のスムーズな進行に努めている。最終的に論文化によって世界に発信していきたいと考えている。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2010

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] Association of HSD3B1 and HSD3B2 gene polymorphisms with essential hypertension, aldosterone level and left ventricular structure.2010

    • 著者名/発表者名
      Shimodaira M, Nakayama T, Sato N, Aoi N, Sato M, Izumi Y, Saoma M, Matsumoto K
    • 雑誌名

      European Journal of Endocrinology

      巻: 163 ページ: 671-680

    • 査読あり
  • [学会発表] 多因子遺伝性疾患の感受性遺伝子検索-本態性高血圧症、脳梗塞、心筋梗塞などの原因変異同定2010

    • 著者名/発表者名
      中山智祥
    • 学会等名
      第28回 臨床化学会関東支部例会
    • 発表場所
      東京(招待講演)
    • 年月日
      2010-12-04

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公開日: 2012-07-19  

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