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2012 年度 実績報告書

大気汚染の健康影響評価のための曝露推計モデルの開発:兵庫県学童コホートへの適用

研究課題

研究課題/領域番号 22590561
研究機関兵庫医科大学

研究代表者

谷村 晋  兵庫医科大学, 医学部, 講師 (60325678)

研究分担者 島 正之  兵庫医科大学, 医学部, 教授 (40226197)
研究期間 (年度) 2010-04-01 – 2013-03-31
キーワード環境疫学 / 地理情報システム / 空間補間法 / 大気汚染 / 暴露推計
研究概要

本研究は、大気汚染物質の長期的健康影響を疫学的により正しく評価するために、大気汚染物質への曝露量推定方法を開発することを目的とした。
本年度は、開発された曝露推計モデルの妥当性を検討するために、二酸化窒素の実測調査を実施した。兵庫県東播磨地域(加古川市・播磨町)に居住する学童から調査協力者を募集し、同意を得た75世帯を対象に暖房期と非暖房期の2回にわたり、簡易測定器(フィルタバッジ)を配布して、屋外濃度、屋内濃度、及び学童に装着した携行時の濃度をそれぞれ3日間測定した。同時に調査期間中の屋内環境についての質問票調査を行った。大気汚染常時監視測定局から測定局地点における調査期間中の二酸化窒素濃度を得た。その結果、屋内環境の情報を加えると屋外濃度から屋内濃度を予測することは可能であることが示唆され(日本公衆衛生学会で報告予定)、また、屋外濃度と屋内濃度の比例配分では携行時の濃度を説明できないことが分かった。これは、大気汚染常時監視測定局の数値から個人曝露量の推定を行うためには、本研究とは全く異なる視点からのアプローチが必要であることを意味する。しかしながら、大気汚染常時監視測定局の数値から屋外濃度および屋内濃度を予測する本モデルは、大気汚染の疫学研究に一定の貢献を与えるものと思われる。本研究課題の研究期間は終了しているが、実測データと比較しながら、曝露推計モデルの改良を継続している。最終的なモデルの妥当性について今後、学会や論文で公表予定である。

現在までの達成度 (区分)
理由

24年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

24年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2013 2012

すべて 学会発表 (2件)

  • [学会発表] 屋外濃度と質問票を用いた二酸化窒素の屋内濃度推定の検討2013

    • 著者名/発表者名
      谷村晋
    • 学会等名
      第72回日本公衆衛生学会総会
    • 発表場所
      津
    • 年月日
      20131023-20131025
  • [学会発表] Rによるマルチエージェントシミュレーション2012

    • 著者名/発表者名
      谷村晋
    • 学会等名
      2012年度統計数理研究所共同研究集会
    • 発表場所
      東京
    • 年月日
      20121112-20121112

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公開日: 2014-07-24  

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