研究課題
基盤研究(C)
長時間労働により変動する心血管バイオマーカーを検索することを目的に、月間80時間以上の時間外労働(以下、長時間労働)者を対象とし、一般生化学検査に加え、アディポネクチン・マトリックスメタロペプチダーゼ-9・小粒子低密度リポ蛋白SD-LDL)・マロンジルデヒド修飾LDL(MDALDL)・ホモシステイン・高感度- CRP等を測定した。さらに、同一人で月間時間外労働が80時間未満の際に再度同様な項目の測定を行い月間時間外労働80時間以上のデータと比較検討した。本研究において、長時間労働者の77.4%でMDA-LDLが基準値を超え、月間時間外労働80時間以上では80時間未満時に比しMDA-LDL/LDLは有意な高値を示した。MDA-LDL/LDLが長時間労働後に高値を示したことは長時間労働により動脈硬化巣形成が促進された可能性が示唆された。
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