研究課題/領域番号 |
22590586
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
楠 隆 京都大学, 医学研究科, 非常勤講師 (00303818)
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研究分担者 |
森本 剛 近畿大学, 医学研究科, 教授 (30378640)
東 あかね 京都府立大学, 生命環境科学研究所, 教授 (40173132)
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キーワード | アレルギー / 学童 / 疫学調査 / 食習慣 / 生活習慣 |
研究概要 |
(研究の目的) 学童期アレルギー疾患と小児肥満や食習慣、生活習慣の関連に注目し、学童期の食習慣、生活習慣がアレルギー疾患の発症や経過に及ぼす影響につき小学校1年から5年に至るまでの5年間前向きに調査する。その結果をもとに、アレルギー疾患の発症または悪化予防を目的とした家庭や学校でのよ1り適切な指導につなげる。 (平成23年度の実績) 平成22年度に近江八幡市内のすべての公立小学校1年生759名の保護者に本調査に関する同意書を配布し、664名より同意を得て基礎調査票を回収した。平成23年度はこれらの児童(今年度小学2年生)に対して9月に食習慣・生活習慣調査票とアレルギー疾患調査票を配布し、645名より回収し得た。さらに平成24年1月には各学校の身体測定に合わせて対象児童の腹囲測定を行い、データを得た。得られた調査票に関する匿名化、記号化の作業が行われ、外部業者へ委託してデータベース化した。今後これらのデータを解析し、まずは調査初年度として横断的に食習慣、生活習慣とアレルギー疾患の関連性について検討し、今後小学校5年生まで続く追跡調査の基礎データとする予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
本研究は今後小学5年生まで毎年行う前向きの追跡調査であり、今年度はその初年度に当たる。全対象者759名のうち645名(85.0%)からデータを得られており、充分な回収率と言える。よって、今年度に予定していた研究内容はおおむね予定通り進展していると言える。
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今後の研究の推進方策 |
今後はさらに毎年度同様のアンケート調査と腹囲測定を含む身体測定を継続し、どのような食習慣、生活習慣が学童のアレルギー疾患の進展ないし予防につながるのか前向きに検討していく予定である。また小3の段階で中間評価を行い、今後の推進方策について検討する予定である。
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