研究課題/領域番号 |
22590587
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研究機関 | 愛媛大学 |
研究代表者 |
加藤 匡宏 愛媛大学, 教育学部, 准教授 (60325363)
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研究分担者 |
谷川 武 愛媛大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (80227214)
斉藤 功 愛媛大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (90253781)
山内 加奈子 愛媛大学, 教育学部, 研究員 (20510283)
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研究期間 (年度) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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キーワード | 地域保健 / 壮年期の健康指標 |
研究概要 |
【背景】自律神経系機能は血圧値調整において重要な役割を果たしており、心拍変動解析は非侵襲的に自律神経系機能を評価することができる。心拍変動と血圧値との関連を地域住民で検討した。 【対象】愛媛県大洲市で特定健診健診を受診した者である。期外収縮や心房細動者を除く3587人を分析対象とした。 【評価指標】1. 心拍変動 心拍変動は、安静後5分間座位の姿勢で測定した。心拍変動測定には、Pulse Analyzer Plusを用いた。心拍変動の評価指標、SDNN、RMSSD、lnLF、lnHF、LF/HFを使用した。2. 血圧 血圧値は座位2回血圧測定し、平均値を分析に使用した。高血圧は、収縮期血圧140mmHg以上もしくは拡張期血圧90mmHg以上もしくは降圧薬治療中者とした。3. その他 BMI、糖尿病、脂質代謝異常、飲酒(飲酒量)、現在の喫煙状況、身体活動量である。4. 分析方法 心拍変動指標を4分位に分け、共分散分析により各群間での年齢調整済み血圧値及び生活習慣等の特徴を算出した。年齢及びBMI、喫煙、飲酒量、身体活動量、降圧薬服用および糖尿病の有無を調整因子として心拍変動と血圧値との関連を検討した。 【結果】対象者の平均年齢は63.7±8.2歳であり、男性39.9%、女性34.5%が高血圧者であった。男性では、SDNN低群は、年齢、心拍数、BMIが高く、飲酒量が多く、高血圧である者の割合が高い傾向を認めた。女性では、SDNN低群は、年齢、心拍数が高く、身体活動量が低く、高血圧、糖尿病である者の割合が高く、非飲酒である傾向が認められた。 女性ではSDNN低群では、他群に比べて収縮期および拡張期血圧が有意に低かった。男性においては、SDNN低群は拡張期血圧が他群と比べて有意に低い傾向を認めたが、収縮期血圧に対してはその傾向が有意に認められなかった。
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現在までの達成度 (区分) |
理由
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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