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2014 年度 実績報告書

発達性吃音の早期介入プログラムの構築 ―地域連携を目指して―

研究課題

研究課題/領域番号 22590605
研究機関北里大学

研究代表者

原 由紀  北里大学, 医療衛生学部, 講師 (50276185)

研究期間 (年度) 2010-04-01 – 2015-03-31
キーワード吃音 / 早期介入 / リッカムプログラム / 地域連携
研究実績の概要

本研究の目的は、発達性吃音児に対して、発吃後早期に介入を開始することにより、その治癒率を上げ、進展した吃音となることを予防することにある。平成26年度は最終年度にあたるため、実施してきた早期介入プログラムの縦断的成果を検証すること、モデルの一つとしたリッカムプログラムの最新情報を収集し、この早期介入プログラムの修正を行い、より実用的な内容に改善することを目指す。
本研究では、北里大学病院を受診し、研究代表者が担当した3歳から6歳までの吃音児に対して、継続的に週に1回程度の通院が可能であり、保護者が家庭で子どもに対して、15分程度の集中した時間を取ることが可能であることを条件に日本版リッカムプログラムを実施した。それ以外の症例には、従来から実施している徹底した環境調整指導とEasy Speechによる発話モデリングの指導を行った。日本版リッカムプログラムを実施した症例は、6例であり、症例の転居等により中断してしまった症例が2例あった。それ以外は、現在も指導中もしくは、経過観察中である。初期の症例は、十分な成果を上げたとは言い難かたっため、問題点を抽出し、平成25年度、26年度の研修を含めた情報収集により、より改善されたプログラムとなり、それぞれ重症度が軽減し、順調な経過をたどっている。
なお、幼児期早期は「様子を見ましょう」と放置される場合が多いため、予防的関わりができるように、リーフレットを作成し、地域の保健師の協力を得て、3歳半健診で「吃音」の相談があった際に活用し、一定期間、症状が継続している場合は、言語聴覚士へ相談にくるようなルートを作成した。これについては、現在もデータを収集中である。

現在までの達成度 (段落)

26年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

26年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2015 2014

すべて 学会発表 (2件) (うち招待講演 1件) 図書 (2件)

  • [学会発表] The Development of Japanese Stuttering Assessment2015

    • 著者名/発表者名
      Yuki Hara
    • 学会等名
      The 8th World Congress on Fluency Disorders
    • 発表場所
      Catholic大学(ポルトガル・リスボン)
    • 年月日
      2015-07-06 – 2015-07-08
  • [学会発表] 小児期の吃音-臨 床家の実践から多面 的・包括的支援の意 義を考える-2014

    • 著者名/発表者名
      原 由紀
    • 学会等名
      第2回日本吃音・流暢性障害学会
    • 発表場所
      目白大学(埼玉県・さいたま市)
    • 年月日
      2014-08-29 – 2014-08-30
    • 招待講演
  • [図書] 小児吃音臨床のエッセンス2015

    • 著者名/発表者名
      菊池良和(編) 原由紀
    • 総ページ数
      250(未定)
    • 出版者
      学苑社
  • [図書] 図解 言語聴覚療法技術ガイド2014

    • 著者名/発表者名
      深浦順一(編集主幹) 原由紀
    • 総ページ数
      715(466-470)
    • 出版者
      文光堂

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公開日: 2016-06-01  

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