メタボリックシンドローム(MetS)に対する食事性因子の影響を検討した。1)横断研究において、食物消費構造の検討では、MetSリスクは菓子因子または米・酒類因子の者でリスクが増加した。副菜因子はMetSのリスクに関連しなかった。また、食事パタン以外の食事性因子として、コーヒー摂取が「ほとんど飲まない」者に対して「4杯以上/日」の者で有意なMetSリスクの低下がみられた。また、グライセミックインデックス(GI)の最も低い群に対し、最も高い群で有意なMetSリスクの上昇を認めた。2)追跡研究において、食物消費構造の検討した結果、間食(果物)因子の者でMetS発症のリスクが低下した。
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