研究課題
基盤研究(C)
クラッシュ症候群のモデルである緊縛性ショックマウスを用い、遠隔臓器障害の分子生物学的解析を行った。DNA マイクロアレイ分析により虚血・再還流後のヒラメ筋で Hsp70, c-fos, Cox-2 等の遺伝子発現増加を認めた。腎・肝でも遺伝子発現変化やタンパク局在変化を認め、遠隔臓器への影響が示唆された。アポトーシスは腎で観察されず、遠隔臓器障害にアポトーシスは関与しないと考えられた。血液では再還流後に酸化ストレスが増大し、酸化ストレスが遠隔臓器障害を誘導することが示唆された。
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