研究課題/領域番号 |
22590642
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
法医学
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研究機関 | 大阪市立大学 |
研究代表者 |
前田 均 大阪市立大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (20135049)
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研究分担者 |
道上 知美 大阪市立大学, 大学院医学研究科, 講師 (00529240)
石川 隆紀 鳥取大学, 医学部, 教授 (50381984)
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研究期間 (年度) |
2010-04-01 – 2014-03-31
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キーワード | 法医学 / 外傷性ショック / 全身性炎症反応症候群 / 多臓器障害病態生化学 / 分子生化学 |
研究概要 |
法医解剖の主たる課題の1つは外傷と死因の因果関係の分析で、状況証拠や診療記録を補完しうる客観的な診断根拠が求められる。しかしながら、従来の病理形態学では死亡過程における機能的な変化の把握や臨床病像に対応した評価が困難であった。そこで本研究では、病理・生化学・分子生物学・免疫組織化学検査結果に基づいて外傷受傷後の病態を総合的に分析し、外傷性ショックと全身性炎症反応症候群(SIRS)の剖検診断基準を作成して有効性を検証した。その結果、外傷性全身障害における急性反応(重度外傷=直接的死因)、亜急性ショック、遷延性ショック、それに伴うSIRS、多臓器障害と敗血症の病像の客観的評価法が策定された。
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