研究課題
基盤研究(C)
鍼灸刺激が皮膚局所あるいは遠隔臓器に及ぼす影響は未だ不明な点が多い。本研究では鍼灸刺激の炎症機転に及ぼす影響を検討した。マウス正常皮膚では鍼刺激が局所皮膚組織に及ぼす影響は炎症に関してはほぼ無かった。一方で炎症性腸疾患モデル動物を用いた検討では、鍼+通電刺激が腸炎症を軽減し、鍼刺激の同疾患に対する有用性を示唆できた。メカニズムとして鍼刺激が自律神経系を介して腸管運動を抑制し炎症を改善する可能性が考えられた。さらに灸による熱刺激での炎症惹起は筋再生促進や創傷治癒促進効果を有する可能性が示された。
すべて 2013 2012
すべて 雑誌論文 (1件) 学会発表 (3件)
Immunology, Endocrine & Metabolic Agents in Medicinal Chemistry.
巻: 13(2) ページ: 122-131.
DOI:10.2174/1871522211313020006