研究課題
基盤研究(C)
正常ラットの上部・下部食道及び後根神経節における TRPV1、 TRPV2、 TRPA1 の mRNA 発現レベルを免疫組織学的および分子生物学的手法を用いて検討した。その結果、後根神経節におけるmRNA の発現レベルは高かったが、上部-下部食道間では違いを認めなかった。一方、慢性逆流性食道炎モデルでは、下部に比し上部において TRPV1、 TRPV2、 TRPA1 の mRNA の発現レベルは高い傾向を示した。正常人、逆流性食道炎患者でも検討を行っているが、現段階では食道の部位別で mRNA の発現レベルに違いはみられていない。