研究課題/領域番号 |
22590705
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研究機関 | 京都府立医科大学 |
研究代表者 |
内藤 裕二 京都府立医科大学, 医学(系)研究科, 准教授 (00305575)
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研究分担者 |
伊藤 友子 (大矢 友子) 京都府立医科大学, 医学(系)研究科, 准教授 (80329648)
高木 智久 京都府立医科大学, 医学(系)研究科, 講師 (70405257)
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キーワード | 大腸癌 / メチルグリオキザール / 熱ショック蛋白質27 |
研究概要 |
平成22年度は以下の研究を実施した。 (1)メチルグリオキザール(MG)修飾Hsp27蛋白質の同定との細胞生物学的意義 ヒト大腸癌細胞株HT29細胞では、Hsp27蛋白質の一部がMG修飾を受け、さらにMG修飾体はリン酸化を受け難いことを確認した。正常大腸細胞株ではHsp27の発現自体は酪酸などにより制御を受けるが、MG修飾を受けないことを確認した。また、Hsp27蛋白質を用いたMG修飾部位を質量分析計により同定した。さらに、MG修飾Hsp27蛋白質をBioPorterにより細胞に導入した場合の細胞機能変化について、アポトーシス抵抗性、増殖能、Hsp27分泌能、シャペロン機能などを中心に解析した。 (2)実験大腸発癌モデルを用いたMG修飾Hsp27蛋白質の意義 糖尿病マウス(db/dbマウス)でのアゾキシメタン誘発実験大腸癌モデルの作製と前癌病変、腺癌病変大腸腫瘍発生促進効果を確認した。前癌病変、腺癌病変におけるHsp27蛋白質、MG修飾Hsp27蛋白質を免疫組織学的ならびに免疫ブロットにより検出した。 (3)臨床検体を用いたMG修飾Hsp27蛋白質の検出とマーカーとしての意義の検討 大腸腺腫、早期癌、進行癌、その背景正常粘膜の内視鏡下生検試料を用いて、少数例でのHsp27蛋白質、MG修飾Hsp27蛋白質を免疫組織学的ならびに免疫ブロットにより検出した。
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