研究課題
研究計画1:大腸癌細胞株におけるメチルグリオキザール(MG)修飾Hsp27蛋白質の意義に関する検討とMG修飾抑制剤の評価 24年度は、MG修飾Hsp27導入による細胞機能変化の詳細研究を進め、特にシャペロン機能にとって重要なHsp27蛋白質の重合化ならびにリン酸化との関連について解析した。さらにHsp27は細胞外に分泌されることが報告されているため、MG修飾、リン酸化の影響について評価した。研究計画2:モデルマウスに対する運動療法介入試験による効果とMG修飾Hsp27蛋白質のマーカーとしての評価 アゾキシメタン化学発癌モデルを用いた検討により、運動療法が大腸腫瘍の発生を抑制する結果を得ており、さらにその化学予防作用を裏づける筋由来蛋白質(Sparc:secreted protein acidic and rich in cysteine:Sparc)の同定に成功した。本研究成果はGut誌に報告した。研究計画3:臨床検体を用いたMG修飾Hsp27蛋白質の検出とマーカーとしての意義の検討 臨床研究を企画し、倫理委員会の許可を得た上で、24年度は大腸腺腫、早期癌、進行癌、その背景正常粘膜の内視鏡下生検試料を用いて、少数例でのHsp27蛋白質、MG修飾Hsp27蛋白質を免疫組織学的ならびに免疫ブロットにより検出した。
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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