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2012 年度 実績報告書

非アルコール性脂肪肝炎の病態形成におけるJNKシグナルの機能解析

研究課題

研究課題/領域番号 22590728
研究機関京都大学

研究代表者

児玉 裕三  京都大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (80378687)

研究期間 (年度) 2010-04-01 – 2013-03-31
キーワードNASH / 肝細胞癌 / 肝線維化 / JNK
研究概要

NASH/肝細胞癌マウスモデルにおいて、野生型、JNK1-/-、および JNK2-/-マウスの解析を行った。これまでにも、肝細胞癌発癌モデルや細胞株における検討において、肝細胞癌の形成における JNK の関与が示唆されている(Sakurai T. PNAS 2006, Hui L. JCI 2008)。しかしながら、NASH からの肝細胞癌発癌における JNK isoform の役割については報告がなかった。本研究では、平成22年度より投与開始された CDAA diet/80週間による NASH/肝細胞癌モデルにおいて、野生型、JNK1-/-、および JNK2-/-マウスの解析を行った。それぞれのマウスにおいて、肝腫瘍の数、サイズについて解析を行ったところ、JNK1-/-マウスにおいて腫瘍の数、サイズともに減少している傾向がみられた。
また、NASH/肝線維化における JNK inhibitor の効果について解析を行った。これまでの検討により、NASH の病態形成における肝脂肪化、炎症誘導、肝細胞障害、肝線維化、および肝細胞癌発癌の各ステップにおいて、肝細胞、肝星細胞、および Kupffer 細胞のそれぞれにおける JNK1、JNK2 の果たす役割が明らかになってきた。これらをふまえた上で、pan-JNK inhibitor の NASH の進展抑制効果について NASH/肝線維化モデルを用いた in vivo における検討を行った。現在解析中であるが、これまでのところ有意な効果は得られていない。

現在までの達成度 (区分)
理由

24年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

24年度が最終年度であるため、記入しない。

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公開日: 2014-07-24  

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