研究概要 |
本年度は、1.肝臓特異的GFP発現マウス作成準備、2.マウス肝障害モデルの予備的検討、3.肝臓組織幹細胞の分離の予備的検討を行った。 1.Albプロモータ-CRE Tgマウス、ALPプロモータ-CRE Tgマウス、GFP lopxPマウスの入手と繁殖、マウス尾からのゲノム抽出とPCRによるgenotyping手法が確実に行えるように条件設定をおこなった。 2.四塩化炭素を用いて作成マウスと同型のB6マウス肝障害モデルを作成するための条件設定を行った。0.25mg/kg投与で6週後で安定した肝障害後の再生肝を得ることが可能となった。 3.肝臓組織を分離しセルソーター(BD FACS aria)を用いて、コラゲナーゼ+ディスパーゼ環流により分離したマウス肝細胞よりEpCAM,CD133,CD90,CD44,CD24でラベルした細胞の分離を行った。また、マウス肝細胞からの幹細胞分離を想定して、GFP遺伝子をtransient transfectionさせたマウス肝細胞のセルソーターでの分離条件設定も行っている。 現在は、プロモーターCRE TgマウスとGFP lopxPマウス、ALPプロモーターCRE TgマウスとloxP-STOP-loxP EGFP Tgマウスをそれぞれ掛け合わせ目的のマウスを得るための繁殖を継続している。
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