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2012 年度 実績報告書

PPARγligandによる膵癌に対する抗腫瘍効果ー血管新生関連分子発現の解析ー

研究課題

研究課題/領域番号 22590753
研究機関旭川医科大学

研究代表者

奥村 利勝  旭川医科大学, 医学部, 教授 (60281903)

研究分担者 野津 司  旭川医科大学, 医学部, 准教授 (30312367)
研究期間 (年度) 2010-04-01 – 2013-03-31
キーワードPPARgamma / cancer / VEGF
研究概要

核内受容体ファミリーの1つであるperoxisome prolieferator-activated receptors (PPARs)は、細胞の増殖・分化や細胞死制御に重要な役割を担うリガンド依存的転写因子である。PPARは最近の研究から癌の増殖や進展にも深く関与することが明らかにされており、新たな癌治療の標的分子として期待されている。一方、血管新生因子は腫瘍の血管形成や転移など悪性化の過程にも関与することが報告されている。これまで、PPARgamma ligandががん細胞からの血管増殖因子であるVEGF発現に及ぼす影響を検討した。ヒト肺癌細胞PC-14(腺癌)及びRERF(扁平上皮癌)を用いて、PPARgamma ligandによりVEGFの発現に及ぼす影響を検討した。用いた2種類の細胞がPPARgammaを発現していることをRT-PCRで確認した。また、この2種類の細胞ともPPARgamma ligand である、troglitazoneで用量依存性に細胞増殖が抑制されたことから、確かにPPARgamma ligandが作用していることが確認された。Real-time PCRでは、これらの細胞で、troglitazoneは用量依存性にVEGF mRNAの発現を亢進させることが明らかになった。Western blotによりVEGFの蛋白量も増加することが明らかにできた。更にVEGFの阻害剤(Je-11)によりtroglitazoneによる細胞増殖抑制がブロックされたことからVEGFはtroglitazoneによる細胞増殖抑制に深く関与することが示唆された。

現在までの達成度 (区分)
理由

24年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

24年度が最終年度であるため、記入しない。

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公開日: 2014-07-24  

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