研究課題/領域番号 |
22590762
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
田中 信治 広島大学, 病院, 教授 (00260670)
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研究分担者 |
岡 志郎 広島大学, 病院, 病院助教 (30403538)
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キーワード | NBI / 大腸腫瘍 / NICE分類 / 大腸内視鏡 / Vascular pattern / Surface pattern |
研究概要 |
本研究に関して結成した国際研究グループ(Colon Tumor NBI Interest Group : CTNIG)で,平成23年9月にNice(フランス)で会議を開催し,作成したNBI International Colorectal Endoscopic (NICE) Classification<NICE分類>のType 2とType 3の鑑別における有用性と客観性について広島大学および広島大学の学生(素人)と研修医(Trainee)によるValidation studyを行った。inter-observer variabilityとintra-observer variabilityを含めて症例画像Study用Webサイトを立ち上げ,それを用いたが,その結果は良好であった。その内容をグループで検討するとともに,これまですでに検討してきたType 1とType 2の鑑別における有用性と客観性についての結果をGastroenterology誌に投稿する準備段階に入った。なお,平成23年度の成果は,平成24年4月に神戸で欧米の研究チームと一緒に検証した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
NICE分類のValidation studyも順調に進み,NICE分類自体も若干修正を加え充実したものになってきた。
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今後の研究の推進方策 |
今回の研究は,NICE分類の確立と通常内視鏡観察によるNICE分類のValidationが主体であったが,これが終了したので,次のステップとして拡大内視鏡観察によるValidation studyを行い,必要に応じて,Type 2を細分類し,病変のCharacterizationにさらに有用な分類へブラッシュアップするとともに,世界に普及させることを目標とする。
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