1. 症例登録状況 心臓再同期療法への反応症例を効率的に予測するため、新しい心エコー技術であるスペックルトラッキング法の有用性を明らかにする多施設共同前向き観察研究として症例エントリーを開始した。 2011年3月31日現在で132例の症例登録が行われた。全国で本研究に参加を表明した18施設中17施設から症例エントリーが行われている。 2. 運営委員会の開催 試験開始後約6ヶ月となる平成22年5月14日、日本心エコー図学会が開催された札幌にて運営委員会および参加施設全体会議を開催した。エントリー状況の説明後、各心エコー図指標測定方法の再確認、エントリー症例基準の再確認および改定を行った。また本会議にて滋賀医科大学の参加が承認され参加施設は計19施設となった。 3. データ登録状況の把握と改善 データ登録機関である筑波大学次世代医療研究開発・教育統合センター(CREILセンター)とは適宜事務局との間で登録データクリーニングを行った。不十分なデータや不適切なデータについては適宜事務局から参加施設に連絡し、改善が図られた。 また、スペックルトラッキング解析を行うコアラボ担当の施設問とのデータのやりとりは、画像データをCDにて宅配便を利用し滞りなく行われている。 4. 第二回運営委員会 第二回運営委員会および総会を平成23年3月日本循環器学会開催期間中に行う予定であったが、先の震災に伴って当学会開催が中止されたため、それに伴い運営委員会および総会を中とした。 平成23年9月頃に運営委員会を開催予定である。
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