研究課題
日本の循環器領域でも、大規模臨床試験に裏打ちされた結果に基づいてガイドラインが少しずつ作成されるようになったが、そのほとんどは海外に由来するものばかりであった。本研究の目的は、冠動脈インターベンション時代における現代において、全国規模で急性心筋梗塞の症例登録を前向きに行い、急性心筋梗塞の病態や治療に関するエビデンスを蓄積し、最終的には我が国独自のガイドライン作成に役立てることである。本研究は全国16施設で構成されている前向き研究で、対象は発症24時間以内に来院した急性心筋梗塞患者である。平成27年3月31日現在で、約2600例が登録されている。心筋梗塞の発症状況について2010年頃より発症数が減少してきており、発症のピークがこれまで70歳台であったが、最近は80歳台と高齢化が進んでいる。予後である院内死亡率も増加してきているが、心臓死は低値で横ばいであるものの非心臓死が増加しており、学会や会議などで今後の高齢者の循環器疾患への対応について、全国的に検討が始まっている。これまでに解析や発表などについて、平成27年4月に開催予定の実務担当者会議で報告する予定である。
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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