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2011 年度 実績報告書

エリスロポイエチンによるCOPD再生治療

研究課題

研究課題/領域番号 22590836
研究機関岐阜大学

研究代表者

大野 康  岐阜大学, 医学系研究科, 助教 (00334938)

研究分担者 湊口 信也  岐阜大学, 医学系研究科, 教授 (20190697)
キーワードCOPD / エリスロポイエチン / 呼吸機能の評価 / HRCT検査
研究概要

エリスロポイエチンによるCOPDモデルマウスを用いて、COPDに対する肺組織修復における再生治療の有効生を検討する研究を行った。C57BL/6マウスにブタ膵エラスターゼをマイクロスプレーヤーを用いた経鼻的な投与によりCOPDモデルマウスを作成した。Sham群(生食投与群)、PPE(エラスターゼ投与群)、低容量のエリスロポイエチン投与群(lowEPO群)、高容量のエリスロポエチン投与群(highEPO群)を作成した。COPDマウスはPPE投与3日後、7日後、28日後に肺胞洗浄を施行後(BAL),Sacrificeにてsham群との比較評価を行った。7日目以降のCOPDマウスはsham群のマウスに比較して、肺包壁の拡張、肺胞壁の破壊の所見を認め、評価項目である、Destroyed IndexおよびMean Liner Interceptの増加を認めた。またCOPDに対するエリスロポイエチンの有効性の評価を行うためにCOPDマウスをPPE投与24時間後投与群および、PPE投与28日後投与群に分けてlowおよびhigh投与量のエリスロポエチンの投与を行い、COPDマウスに対するエリスロポイエチン投与の予防的および治療的な有効性の検討を行った。また、別の実験系としてCOPD様肺病変を来す、遺伝子改変老化モデルマウス(klothoマウス)に対してもエリスロポエチン投与による有効性の検討を行った。現在、研究は進行中でエリスロポイエチンによるCOPDモデルマウスに対する未だ明確な有効性のデーターではないが、今後、sham群とPPE群、lowEPO群、highEPO群における、肺組織のHE染色、呼吸機能の評価、HRCT検査を行い、EPOの有効性が確認された場合、免疫組織染色、蛍光組織染色、DNA蛋白等の抽出を行い、有効なメカニズムの解析を行う予定である。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

COPDモデルマウスの作製に成功した。エリスロポエチンの効果は現在、画像、BAL病理学的に検討中である。

今後の研究の推進方策

研究結果の再現性の確認、有効性のメカニズムの解明を行う。

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公開日: 2013-06-26  

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