研究課題
基盤研究(C)
ダニで感作を行った気管支喘息モデルマウスに経鼻でアスペルギルスを投与すると、Th2サイトカインおよびMUC5acの産生が増加することにより、好酸球の浸潤や杯細胞の過形成等のアレルギー性炎症が増悪した。アスペルギルスで感作したマウスよりもダニで感作したマウスの方がアスペルギルスを経鼻投与した際の、アレルギー性炎症の増悪は顕著であった。ダニ感作喘息マウスから採取した肺胞マクロファージの貪食能は低下しており、アスペルギルスの気道への定着を容易にしている可能性が示唆された。増悪したアレルギー性炎症に対し、抗真菌薬単独投与では有効性に乏しく、ステロイドとの併用にて効果がみられた。抗真菌薬の種類によって効果は異なった。ステロイド、各種抗真菌薬、ロイコトリエン受容体拮抗薬、マクロライド系抗菌薬のうち、ステロイドとマクロライド系抗菌薬の併用が特に有効であった。
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