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2010 年度 実績報告書

喫煙関連呼吸器疾患へのニコチン受容体遺伝子多型の関与の検討

研究課題

研究課題/領域番号 22590845
研究機関日本医科大学

研究代表者

木田 厚瑞  日本医科大学, 医学部, 教授 (90142645)

研究分担者 石井 健男  日本医科大学, 医学部, 助教 (90445750)
村松 正明  東京医科歯科大学, 難治疾患研究所, 教授 (50230008)
三重野 牧子  自治医科大学, 医学部, 助教 (60464707)
沢辺 元司  地方独立行政法人東京都健康長寿医療センター(東京都健康長寿医療センター研究所), 研究員 (30196331)
キーワード喫煙 / 肺気腫 / ニコチン受容体 / 遺伝子多型 / 肺癌 / 肺線維症
研究概要

1.COPD群及び対象群の当研究への登録及びゲノムDNA抽出:日本医科大学(担当:木田、石井)においては、COPD及び対照群で合計360例の症例のデータ収集及び血清サンプルの収集、またゲノムDNAの抽出が行われた。また、東京都健康長寿医療センター(担当:沢辺)においても、新規の病理解剖症例について臨床情報、病理情報のデータベースへの登録、及びゲノムDNAを抽出。
2.遺伝子型の決定及び臨床データとの相関解析:日本医科大学(担当:木田、石井)のサンプルについて、CHRNA3に属する6個のTag SNPのgenotypingを行い、胸部CTにて評価の肺気腫の程度(LAA%)、呼吸機能、喫煙歴との関連を検討。複数のSNPにてLAA%との有意な関連があり、別のSNPにおいては喫煙歴との関連のある傾向が見られた。同結果は、来年度5月に行われるアメリカ胸部疾患学会(ATS)にて発表の予定。また、肺気腫との関連のあるSNPについて健康長寿医療センターサンプルにおいても関連があるか遺伝子型を決定し検討(担当:村松)、有意な関連は見出されなかった。
3.遺伝子のハプロタイプと臨床データとの相関解析:上記のすでに決定された遺伝子型をもとに、ハプロタイプ解析を行い、日本医科大学のサンプルについてハプロタイプとCOPDとの関連は認められなかった(担当:三重野)。
4.ニコチン受容体遺伝子の肺における発現:ニコチン受容体の遺伝子型と肺気腫の程度が喫煙歴と独立に関連していることから、同遺伝子の機能を調べるべく肺における発現を病理学的に検討(担当:沢辺)。肺気腫症例において気管支上皮・肺胞壁・肺胞内マクロファージに発現を確認した。

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公開日: 2012-07-19  

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