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2012 年度 実績報告書

喫煙関連呼吸器疾患へのニコチン受容体遺伝子多型の関与の検討

研究課題

研究課題/領域番号 22590845
研究機関日本医科大学

研究代表者

木田 厚瑞  日本医科大学, 医学部, 教授 (90142645)

研究分担者 沢辺 元司  東京医科歯科大学, その他の研究科, 教授 (30196331)
村松 正明  東京医科歯科大学, 難治疾患研究所, 教授 (50230008)
三重野 牧子  自治医科大学, 医学部, 助教 (60464707)
石井 健男  日本医科大学, 医学部, 講師 (90445750)
研究期間 (年度) 2010-04-01 – 2013-03-31
キーワードニコチン受容体 / 遺伝子多型 / 肺気腫 / COPD / 喫煙
研究概要

1. COPD群及び対象群の当研究への登録及びゲノムDNA抽出
2. 遺伝子型の決定及び喫煙関連肺疾患などとの相関解析:日本医科大学のサンプルで肺気腫と関連のあった多型は公共データベースを用いた解析でCHRNsの発現に関連していた為、CHRNsの発現の機能解析を行った。CHRNの発現は、アポトーシスの抑制にA549細胞にて寄与、MMPsの発現に影響せず(realtime PCRによる検討)。(担当:木田、石井)
日本医科大学のサンプルで肺気腫と関連が見られたCHRNA3遺伝子の2種類の多型(rs3740373及びrs6606527)について健康長寿医療センターの1536症例において呼吸器疾患との関連を検討、肺気腫と統計学的に有意な関連は見出されず。他の肺疾患との関連もなし。病理学的診断によるパーキンソン病(喫煙がリスク)とrs3743073多型に関連あり[CC vs. AA+AC(reference), OR=2.35, 95%CI;1.25-4.41, P=0.008]。(担当:村松)
3. 遺伝子のハプロタイプと臨床データとの相関解析:日本医科大学の決定済み遺伝子型より、CHRNB4-CHRNA3-CHRNA5のクラスターのハプロタイプを決定、ハプロタイプとCOPD、肺気腫との関連を検討、有意な関連なし。(担当:三重野)
4. ニコチン受容体遺伝子の肺における発現:ニコチン受容体の遺伝子型と肺気腫の程度が喫煙歴と独立に関連していることから、同遺伝子の機能を調べるべく肺における発現を免疫組織化学的に検討した。肺気腫症例においてCHRNA3は気管支上皮・肺胞壁・肺胞内マクロファージに発現を確認した。気管支上皮では内腔側にリング状の特徴的な陽性所見を認めたため、免疫電顕を行ったところ、線毛の基底小体に強い陽性所見を認めた。なお扁平上皮化生部位では陽性所見を認めなかった。(担当:沢辺)

現在までの達成度 (区分)
理由

24年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

24年度が最終年度であるため、記入しない。

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公開日: 2014-07-24  

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