研究課題
基盤研究(C)
胸膜中皮腫は、アスベストが国内での使用が禁止された現在も急増している。上皮細胞成長因子受容体(EGFR)に対するモノクロナール抗体であるセツキシマブは大腸癌、頭頸部癌などの領域で新規分子標的治療薬として成果をあげているが、胸膜中皮腫での効果は確かめられていない。そこで我々は本剤の悪性胸膜中皮腫への効果的な投与法を開発することを目的として本研究を行い、セツキシマブの免疫学的作用である抗体依存性細胞障害(ADCC)を増強することで、本剤が胸膜中皮腫の有力な治療方法となりうることを明らかにした。
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