研究課題
健康なボランティアの末梢血を採取し、採取した末梢血より比重遠心分離法で単核球を分離。分離した単核球よりCD4 T Cell Isolation Kit II( MiltenyiBiotec)を使用してCD4T細胞を単離した。Anti-human CD3 monoclonal antibody( mAb)と anti-human CD28 mAbをcoatingしたculture plateで、単離したCD4T細胞をIL-23存在下に7~14日間培養し、IL-17産生を特徴とするTh17細胞を誘導増殖させた。同様に、anti-human CD3 mAbとanti-human CD28 mAbをcoatingしたculture plateで、分離したCD4T細胞をIL-12存在下に7~14日間培養し、IFN一γ産生を特徴とするTh1細胞を誘導・増殖させた。増殖した細胞中のTh17細胞及びTh1細胞の比率を、各々の細胞のIL-17とIFN-γの細胞内発現をflow cytometryで検討した結果、Th1細胞は30~50%程度含まれるが、Th17細胞は4~20%程度であることが判明した。誘導・増殖させた細胞中のTh17細胞及びTh1細胞をヒトIL-17産生細胞分離キット及びヒトIFN一γ産生細胞分離キットで単離することに成功した。Anti-human CD3 monoclonal antibody(mAb)とanti-human CD28 mAbをcoatingしたculture plateで、単離したTh17細胞及びTh1細胞をIL-12又はIL-23存在下に培養し、Th17細胞及びTh1細胞を増殖させてその培養液を採取した。
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Infection and Immunity
巻: (In press)
Inflammation
Cancer Science