研究課題
基盤研究(C)
糖尿病性腎症を発症したSpontaneously Diabetic Torii ratでは、1)高血糖が引き金となり近位尿細管で過剰産生されたアンジオテンシンIIが同尿細管からのNa再吸収亢進を介して循環血漿量の増加/容量負荷を引き起こし、その結果左室心内膜下心筋細胞に限局してアンジオテンシンII過剰発現を誘導し、同部位の心筋細胞肥大を引き起こすこと、2)肥大心筋細胞は、慢性低酸素状態に陥り、早期には血管内皮増殖因子の過剰発現を介して毛細血管新生を促進することで代償するが、後期になると肥大心筋細胞で過剰産生されたトロンボスポンジン-1が毛細血管新生を抑制することによって心筋線維化が出現することが考えられた。
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Am. J. Physiol.Heart Circ. Physiol
巻: 302 ページ: H1871-H1883