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2011 年度 実績報告書

NADPHオキシダーゼ新規制御因子Poldip2の腎病態生理における役割の解明

研究課題

研究課題/領域番号 22590918
研究機関近畿大学

研究代表者

谷山 佳弘  近畿大学, 医学部, 准教授 (70441079)

キーワードNADPHオキシダーゼ / Poldip2 / 糖尿病性腎症 / 高血圧性腎症 / メサンジウム細胞 / I型コラーゲン
研究概要

既に報告したごとく、2型糖尿病モデルであるdb/dbマウス、脳卒中易発症性高血圧自然発症ラット(SHR-SP)、およびそれぞれのコントロールについて、Poldip2の腎内発現局在を特異抗体を用いた免疫組織化学法にて検討したところ、Poldip2は糸球体(メサンジウム細胞および上皮細胞)や尿細管上皮細胞に発現していることが明らかとなった。次に、Poldip2の発現調節機構を明らかとする目的で、ラットのメサンジウム細胞を培養し、各種刺激に対するPoldip2 mRNA発現の変化をRT-PCR法にて、蛋白発現の変化をウェスタンブロット法にて検討した。その結果、メサンジウム細胞をTGF-βやTNF-αで刺激すると、Poldip2蛋白発現が亢進することが明らかとなった。また、siRNAにより内在性Poldip2発現を抑制すると、メサンジウム細胞におけるI型コラーゲンの産生が低下していた。これにより、Poldip2が上記疾患における糸球体リモデリングに関与している可能性が示唆された。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

外因性刺激によるPoldip2発現調節機構に関する検討が十分に進んでいない。

今後の研究の推進方策

Poldip2発現調節に関わる細胞内調節因子について、さらに検討、検索を行う。

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公開日: 2013-06-26  

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